GPSウォッチを使い始めて、良かったことと気になる点
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僕は職場でも「マラソンが趣味」と公言しており、自慢ではないが、部署内や職場のランナーの方の間では「結構速いヤツがいる」と認識していただいているようです。
これからランニングを始めたい、運動不足を解消したい、という相談を受けることもあり、ランニングシューズの選び方やおすすめの

Koki
上記のような相談を受けたり、「昨日走ってたね」と声をかけられたり。職場でランナーとして認知してもらえると、なんだか少し嬉しくなりますね!
ランニングを習慣化できた方から、次のステップとして「ランニングの記録を採るにはどうすれば良い?」とよく聞かれます。
僕は競技者としてマラソンに取り組んでいるので、ランの計測にGarminのGPSウォッチ、ForeAthlete 245 Musicを愛用しています。

しかし、一般的にGPSランニングウォッチはお値段3万円以上のため、始めたばかりの方に勧めるべきか、少し迷ってしまいます。
そこで、今回はランナーにとってのGPSウォッチの必要性について、改めてじっくり考えてみました。

Koki
GPS非搭載のウォッチを使用していた時と、GPSウォッチを購入してからで、日々のトレーニングがどのように変化したのか、僕の実経験も紹介します!
- GPSウォッチにより、日々のトレーニングがどのように変わるのか
- 高額ではあるが、ランナーはGPSウォッチを購入するべき理由
それでは、いきましょう!
目次
GPSウォッチとは
GPSランニングウォッチとは、その名の通り、GPSによる位置計測機能を搭載したウォッチのこと。
ランニング中、走った距離、ペース、1kmごとのラップなどを常時確認することができます。
またスマートフォンとペアリングして専用のアプリを用いることで、後から走ったルートを確認することもできます。
GPSウォッチを購入して良かったこと
僕は大学時代、GPS機能なしのランニングウォッチ、SEIKOのスーパーランナーズを使用していました。
当時は特に不満は無かったのですが、社会人一年目の冬のボーナスで、思い切ってGPSウォッチデビュー。あまりの快適さに感動したのを覚えています。
GPSウォッチデビューの前後を振り返って、特に購入して良かったと感じているポイントは、以下の4点。
走行距離が正確に測れる

ポレさん
大学時代は、ロードでのジョギングは、1km5分ペースとみなして、『走った時間(分)÷5』、で練習記録をつけていたよね。
最も感動したのは、走った距離とペースが視覚化されること。

シンプルではありますが、このことで日々のランニングへのモチベーションが大きく向上しました。
GPSウォッチを購入する前は、走った距離を正確に知る方法が無かったので、ジョギングは5分00秒/kmペース、ちょっと調子の悪いときは5分30秒/kmペース、などといったように大まかにみなし、走った時間(分)÷ラップペース、で距離を計算していました。
GPSウォッチで精度よく計測できるようになってからは、いかに誤差が大きかったかを痛感しています。

Koki
大学時代を振り返ると、1km5分で走っていたつもりでも、実際は5分30秒くらいかかっていた、というジョギングが多々あった気がする。。。

ポレさん
当時はGPSウォッチは一般的ではなかったからね……
場所を選ばず、ポイント練習ができる
GPSウォッチを購入する以前は、ポイント練習は400mトラックを使用できる陸上競技場まで都度赴いて行っていました。
しかしGPSウォッチを使用すると、公園や道路など、どこでも距離やペースを確認できるので、練習場所の制約が無くなりました!
現在は自宅近くの運動公園のロード周回コースにて、GPSウォッチによるラップ計測で、ほとんどのポイント練習を行っています。


Koki
練習場所までの移動時間が大幅に短縮されました!
いざとなれば、自宅前の道路でもインターバルなど本格的なトレーニングを行うことも可能です。
様々なデータを計測できる
これは使用するウォッチのモデルにもよるのですが、自分が使用しているForeAthlete 245 Musicは、平均心拍や最大心拍数、そこから算出されるトレーニング効果などを確認できます。

さらに、ランニングダイナミクスポッドというセンサーを併用することで、左右の接地時間バランスや、上下動など、ランニングフォーム分析に重要なデータを計測できます。

『なんの役に立つの?』と感じるかもしれませんが、僕の場合、よく故障する側の脚のほうが接地時間がやや長く、接地バランスが傾いていることにダイナミクスポッドを使用することで気づくことができました。
バランスが偏っているということは、負荷がよりかかっているということであり、そのことが故障の一因となっているのでは、との推測が得られました。これをきっかけとして、以降フォームの改善を意識するようになりました。
走ったコースを確認できる
GPSウォッチは、専用アプリと連携することで、走ったコースをマップ上に表示できるモデルがほとんどです。
以下は、Garminのアプリ、Garmin Connectで、僕のある日のランニングコースを表示したもの。

大会のコースや、旅ランで走ったコースも後から見返すことができるので、思い出やラン仲間との話のネタにできます!
GPSウォッチのデメリット、気になる点
値段が高い
仕方のないことなのですが、GPS非搭載のウォッチに比べて、お高い出費となってしまいます。
参考までに、2021年12月現在、販売されているモデルをいくつかピックアップしてみました。
モデル名 | メーカー | 定価 |
---|---|---|
ForeAthlete 245 | Garmin | 34,800円+税 |
ForeAthlete 55 | Garmin | 24,800円+税 |
SUUNTO 7 | SUUNTO | 64,900円 |

Koki
簡単に買える金額ではないですよね。。。
消耗品としての側面も……
ランニング中の汗や衝撃、急な雨や暑さ、寒さなど……
ランニングウォッチは、精密機器としては過酷な環境のなかで使用されることになります。
もちろんウォッチ側には防水防塵対策等はされているのですが、それでも長年使っていると故障や不調が生じる場合もあります。
僕は初めて買った思い出のGPSウォッチ、Garmin vívoactive Jを四年使用した頃、充電用の金属端子部が接触不良を起こして充電不可能の状態となりました。
いろいろ試したものの復旧できず、結局現在使用しているForeAthlete 245 Musicに買い換えました。

ポレさん
日々のメンテナンスやクリーニングで、故障のリスクを下げよう。
まとめ
GPSランニングウォッチは高額ですが、僕は思い切って購入したことで、日々のランニングへのモチベーションや、トレーニングの効率が大きく向上しました。
これらのメリットは、走力やランニングへの向き合い方を問わず享受できるものであるため、もし現時点で定期的にランニングを行っている方で、GPSウォッチを使用していない、という方は、是非とも導入をおすすめします!!