ランニングを通して健康的で楽しい毎日を。走る楽しさ発信中!!

asics メタスピード エッジ レビュー

Post / Update

asicsのトップレーシングシューズのうちの一つ、メタスピード エッジ(METASPEED EDGE)を購入しました。

今回は、外観や実際に様々な練習で使用してみたうえでの走行感レビューだけでなく、asicsのトップレーシングモデル、"メタ"シリーズ中の立ち位置や、「メタスピード スカイとエッジ、どちらを選べばよいのか?」という悩みに対する、自分なりの答えについても紹介していきます。

Koki

メタスピード エッジがどうしても欲しくなり、購入してしまいました。とても扱いやすいカーボンプレート入りシューズです!

目次

    asicsメタシリーズ 3モデルの比較

    asicsのトップレーシングモデルは、2021年11月現在、"メタ~"というモデル名称で統一されています。

    発売されている3つのモデルについて、特徴を以下の表にまとめてみました。

    モデル名 メタレーサー メタスピード スカイ メタスピード エッジ
    発売日 2020年6月 2021年3月 2021年6月
    ソール厚さ 中厚 厚底 中厚
    搭載技術
    • ガイドソール
    • Flyte Form
    • カーボンプレート
    • ストライドが伸びるソール形状
    • Flyte Form Blast Turbo
    • カーボンプレート
    • ピッチ維持に優れたソール形状
    • Flyte Form Blast Turbo
    • カーボンプレート
    特徴 弓状のガイドソールにより、高速走行中のエネルギーロスを軽減。 厚いソールによる高い反発性。つま先付近の傾斜を大きくしたソール形状により、ストライドが伸びる。 ソールはスカイと同素材ながら、やや薄くすることで反発性とコントロールのしやすさを両立。
    走法 指定なし ストライド走法 ピッチ走法

    なお、トラックレース用スパイクの『メタスピード LD 0』や、ガイドソール搭載のジョギング用フラグシップモデル『メタライド』、万能シューズの最高峰『メタラン』といったモデルもあるのですが、用途が異なるため、上記の表には含めていません。

    自分はこれらの3モデルを全て使用してきましたが、どのモデルにも優位性や魅力があり、優劣つけがたいと感じています。

    メタレーサー

    メタレーサーは、asics初のカーボンプレート入りレースシューズとして発売されたモデルです。

    僕は、トラックでのインターバルからロードでのペース走まで、幅広く使用してきました。

    カーボンプレート搭載シューズながらも特異感があまりなく、ガイドソールの転がる感覚に乗って、距離やペースを問わず走りやすいシューズでした。

    メタスピード スカイ

    上記のメタレーサーは、大変完成度の高いシューズですが、トップ選手のレースにおける着用率は伸びませんでした。市民ランナー目線では、良いシューズだったのですが……

    そこで、カーボンプレート入りシューズの新モデルとして、2021年初めにメタスピードシリーズが発表されました。

    ストライド走法向け/ピッチ走法向けに、同格のトップモデルを2種類発売するという斬新な商品展開。メタスピード スカイがストライド走法向け、メタスピード エッジがピッチ走法向け、として展開されています。

    メタスピード スカイを履いて走ってみたところ、超厚底 & 高反発ソール素材Flyte Form Blast Turboによる、弾む感覚が印象的なシューズでした。

    ストライドが伸びている感覚があり、それに伴ってスピードも確かに出ます。5kmのタイムトライアルで使用した際には、あっさりとシーズンベストを更新できたほどです。

    ただ、その反動で筋肉への疲労ダメージが大きい。また蹴り出し時に地面からの反発がワンテンポ遅れて返ってくるような感覚があり、ピッチの切り替えがしづらい印象がありました。

    高性能ではあるのですが、自分の走り方や使用用途にはあまり合わなかったシューズです。

    メタスピード エッジ

    メタスピード エッジは、メタスピード スカイと同等の性能かつピッチ走法向け、として発売されました。

    前述のお気に入りシューズ、メタレーサーの走行感をアップデートさせた走り心地、との情報があったので、興味を感じて購入しました。

    実際に走ってみると、扱いやすいながらも、メタレーサーとは全く異なる特徴と良さを持ったシューズでした。

    Koki

    詳しくは、以降で紹介していきます。

    外観レビュー

    今回購入したカラーは、パフォーマンスレッド/ブラック。鮮やかな赤に、ブラックのasicsストライプが映えます。

    ミッドソールにはイエローのアクセントが添えられており、個人的にはデザインの満足度は高いですね。

    ミッドソールは、最も厚い箇所で29mm程度。今日では世界陸連のロード用レースシューズのソール厚さ規定40mmギリギリのシューズも多いので、それらと比べると厚底シューズ感はありません。

    どちらかというと、中厚レースシューズのカテゴリーに属するように感じます。

    アッパーはポリエステル繊維のようで、非常に薄い。通気性と軽量性に優れていますが、エンジニアードメッシュほどの伸縮性は無いように感じました。

    アウトソールには、ASICSGRIPと呼ばれるラバー素材が配置されています。

    エリートランナー向けのシューズということで、中足~前足部で接地する前提で、これらの部分に重点的にラバーが配置されたデザインとなっていますね。踵部分には補強が全くないので、踵から着地する走り方だとミッドソールの消耗が早そうです。

    重量は、メンズ25.5cmで、片足およそ167グラム。

    極めて軽く、ミッドソールのボリューム感を考慮すると、初めて手に持った時には、実測値以上のインパクトを感じました。

    ポレさん

    ミッドソールの"Flyte Form Blast Turbo"は、発泡フォームのような独特の素材感。これが超軽量化に貢献していると予想!

    サイズ感は?

    自分はasicsのシューズはいつもメンズ25.5cmを選びます。

    メタスピード エッジもメンズ25.5cmを選びましたが、asicsの他シューズ、例えばゲルニンバス23、メタライド、エボライド、ゲルキンセイブラスト、メタレーサー、等に比較すると、メタスピード エッジはクォーターサイズ(0.25cm)小さいように感じました。

    レーシングシューズゆえに、フィット感を重視しているためだと思われます。

    先ほどあげた他シューズでは、メンズ25.5cmでつま先部分に若干の余裕(0.5cm~1.0cm程度)があるのですが、メタスピード エッジは同じ25.5cmでもつま先の隙間が0.5cm未満で、ほぼピッタリでした。

    自分の場合は結果的にジャストサイズでしたが、普段asicsの他シューズでつま先に隙間がほとんど生じないサイズ感を選んでいる場合は、メタスピードシリーズは必ず試着してからサイズを選択したほうが良いと思います。

    走行感は?

    メタスピード エッジで走ってみた印象

    肝心の走行感ですが、『伝統的な中厚レーシングフラットをアップデートしたシューズ』という表現が、最もしっくり来ます。

    近年のカーボンプレート入りシューズは、早く走るという目的のために、反発力やガイド感覚などに一点特化されたモデルが多い。ところが、今回のメタスピード エッジは、驚くほどに特異感が無いのです。

    Koki

    まるで、ターサーシリーズなどの、伝統的な中厚レーシングフラットを履いているような感覚。

    しかし、クッション性や蹴り出し時の脚回りの良さは、それらのシューズに比べて、明らかにメタスピード エッジのほうが優位ですね。

    着地の瞬間には、高性能フォーム材"Flyte Form Blast Turbo"によるフワッとした感覚が確かにあるし、蹴り出す瞬間にはカーボンプレートからの心地よい反発が感じられました。

    よって、メタスピード エッジは、従来のレーシングフラットを走行感の良さはそのままに、厚底シューズが主流となった現代風にアップデートしたモデル、と言えそうです。

    他のカーボンプレート入りシューズとの比較

    ポレさん

    他のカーボンプレート入りスーパーシューズと比べると、どうなの?

    上記の完走だけ聞くと、メタスピード スカイを始め、各社からリリースされているカーボンプレート入りスーパーシューズよりも性能的に劣るのではないか、と感じるかもしれませんが、決してそうではありません。

    メタスピード エッジは走りやすさとクセの無さ、クッション性をバランスよく両立できているシューズなので、レース後半に脚が残っていない中でも走り続けなければならない、という状況で、ピッチを維持しやすい、と感じています。

    Koki

    勘違いしがちな点ですが、『特異感 = 高性能』ではありません。

    最もわかりやすい比較対象として、高反発が武器のメタスピード スカイをあげると、確かにトップスピードおよび、楽にハイペースを維持できる性能は、メタスピード スカイのほうが上です。しかし、練習やレースの後半で脚が売り切れてきた時、メタスピード スカイはガクッとペースダウンしてしまう感覚がありました。

    それに比べて、メタスピード エッジは、脚にダメージが蓄積してきても、シューズ自体の軽さと適度な反発力を活かして、ピッチを維持できる。結果として、大きなペースダウンなく完走できる可能性が上がるシューズだと思います。

    僕の印象では、メタスピード エッジは、ハーフマラソン以上の比較的長い距離のレースで、淡々とペースを刻みながらまとめるようなスタイルに適しているシューズだと感じています。

    スカイとエッジの選び方

    2021年11月現在、asicsからトップレーシングモデルとして発売されている、メタスピード スカイとメタスピード エッジ。

    どちらもお値段27,500円と、気軽には買えない価格のため、どちらを選べばよいのか、どちらを選べば後悔しないのか、悩んでいるランナーの方も多いと思います。

    asics公式では、スカイはストライド走法のランナー向け、エッジはピッチ走法のランナー向け、という指標が提示されていますが、自分のフォームがどちらに属するのかは主観的な判断となるため、今ひとつわかりにくい。

    僕は両方を使用したことがあるので、それぞれの走行感をふまえて、以下のように選択すれば後悔が少ないと思っています。

    フルマラソンの後半でペースダウンしないランナーならスカイ、ペースが落ちるランナーはエッジ

    あくまで個人的な感覚ですが、参考になれば嬉しいです。

    まとめ

    asicsのメタスピード エッジは、安定感に優れ、バランスが良く扱いやすいカーボンプレート入りレースシューズです。

    レース終盤でもペースを維持しやすいことで、トータルでの記録向上が期待できます!

    厚底シューズにありがちな不安定感や特異感が無いので、伝統的なレーシングフラットに慣れている方、走行感が気に入っている方には、文句なしでおすすめのシューズです。

    購入はこちら

    メタスピード エッジは、asicsの公式サイトで購入可能。amazonでも取り扱われています。