脚に優しいランニングシューズが欲しくなり、asicsのゲルキンセイ ブラスト(GEL-KINSEI BLAST)を購入しました。
ミッドソールにたっぷりと搭載された、衝撃吸収素材”GEL”が印象的。
加えて、高反発のフォーム材や、走りを安定させるプレートなど、長い距離を快適に走ることに特化されたシューズです。
今回の投稿では、シューズの特徴や外観、実際に走ってみた印象などを紹介していきます。
ゲルキンセイ ブラストの特徴
ゲルキンセイ ブラストの、カタログ上の特徴やアピールポイントは、以下の通り。
- 衝撃吸収に優れたGEL
- 反発性に優れたFF BLASTフォーム
- 走りを安定させる、樹脂製プレート
衝撃吸収に優れたGEL
asicsのクッションシューズでは定番の衝撃吸収素材”GEL”が搭載されています。
近年の他モデルでは踵部のみに搭載されている場合が多いが、ゲルキンセイ ブラストは踵部に加えて前足部にも搭載されているのが最大の特徴。
実際に走ってみると、踵からの着地や前足部からの着地など、接地方法を選ばず高いクッション性が感じられました。
反発性に優れたFF BLASTフォーム
ミッドソールには、軽量性と反発性に優れたフォーム材“Flyte Form Blast”が採用されています。
前述のGELと組み合わさることで、クッション性と反発性の両立した走り心地が実現しています。
走りを安定させる、樹脂製プレート
ミッドソールの真ん中に、樹脂製のプレートが挟み込まれているのが見えます。

ミッドソールに硬質のプレートを挿入するのは近年のレーシングシューズで広く採用されている構造ですが、今回のような脚に優しいクッションモデルでは珍しいですよね。
どのような走り心地なのか気になったのも、今回購入した大きな目的です。
外観レビュー
今回は、Black/Glow Yellowのカラーを購入。
サイズは、メンズ25.5cmを選択しました。

ボリュームのあるソールには、衝撃吸収素材”GEL”が踵部と前足部に搭載されています。また、GELの上部には、樹脂製のプレートが挟みこまれているのが見えます。


踵周りを包み込むように多量のGELが配置されており、しっかりと脚を着地衝撃から護ってくれそうです。

前足部に配置されているGELは、外側のみ。
一般的に、着地時及び蹴り出し時には前足部外側に最も大きな力がかかると言われているので、必要な個所にピンポイントでクッション性を持たせているものと思われます。

アウトソールは、要所要所に摩耗対策のラバーが配置されています。

アッパーはニット素材となっており、足全体をしっかりとホールドしてくれます。
走ってみても、シューズの中で足がずれるような感覚はありませんでした。

ヒールカップには厚みのあるパッドが配置されており、踵周りをしっかり固定してくれます。

重量は、メンズ25.5cmで片足およそ290gでした。

実際に走ってみた印象
早速、10kmのジョギングで使用してみました。
GELが多量に搭載されていることで、メンズ25.5cmで片足およそ290gと、重量のあるシューズですが、走ってみると、重さは全く気になりませんでした。
シューズの重量を、FF BLASTフォームの高い反発性や、ミッドソールに挿入されたプレートの推進力で補っているようです。この点が、レーシングシューズでよく見られるプレート構造を、クッションシューズに取り入れた理由なのかもしれないと感じました。
衝撃吸収性が高いため、アスファルトを走っていても接地時の脚当たりが良く、スタートからゴールまで快適に走ることができました。
特に気に入っているのは、前足部のクッション性の高さ。
自分は足裏全体を地面に置くように接地する、フラット走法気味なのですが、asicsの他のクッションモデルのように、GEL素材が踵部分にのみ入っているシューズでは、前足部にもう少しクッション性が欲しい、と感じることがありました。
ゲルキンセイ ブラストでは、前足部にも多量のゲルが搭載されたので、接地時に前足部にも確かなクッション性を感じられることが好印象でした。
まとめ
今回紹介したasicsの『ゲルキンセイ ブラスト』は、衝撃吸収性に優れたランニングシューズ。
僕がこれまで使用してきたシューズの中でも、ジョギング用のベストシューズといっても過言ではありません。
ミッドソールに搭載された多量のGELやプレートにより、快適に走ることができました。4分30秒/kmを超えない、ジョギングやロング走での使用に適していると感じています。
僕は、日々のジョギングや、ポイント練習前後のウォームアップ、クールダウン等で愛用していく予定です。