走ることを楽しみ尽くす! 子煩悩父の、マラソン奮闘記。

【本島/香川県】早朝スタートで澄んだ空気の中、島一周ラン

今朝、香川県丸亀市の離島『本島』を走ってきました。

本島は3年に一度開催される「瀬戸内国際芸術祭」の会場の一つであり、僕も何度か訪れたことがありました。

今回は、純粋に走ることを目的に訪島。2時間ほどかけて、島を回ってきました。

ランニング中に撮影した写真とともに、本島ランの魅力をお伝えします。

本島へのアクセス

本島は、前述の瀬戸内国際芸術祭はもちろん、かつて政務が行われていた「塩飽勤番所」、古い町並みが残る、かつての塩飽水軍の本拠「笠島」などが見られ、観光で訪れるにもおすすめの島です。

本島へは、香川県の丸亀港からフェリーまたは客船で渡ることができます。

所要時間は片道およそ30分で、料金は往復券で大人1070円。

2023年1月~2月は、丸亀市のキャンペーンでこのフェリー料金がなんと無料となっていました。

僕も、このせっかくだからこの機会にと、今回本島ランに出かけることを決意。

本島一周ラン レポート

早速、今回の島ランで感じた、本島の魅力を紹介していきます。

本島到着

今回は、日曜日の日中を自由に使うために、早朝の始発便で本島に渡り、10時過ぎには丸亀港に戻ってくるプランを考えました。

朝5時半に自宅を出発し、丸亀港に走って向かいました。

キャンペーン期間中のため、無料で乗船券を受け取り、フェリーへ。

Koki

まだ暗い中でのフェリー乗船は、新鮮でどこかワクワクしました。

瀬戸大橋を真横から眺めながらの船路で、30分ほどで本島に到着。

本島の泊港に到着すると、左手にレストラン『Honjima Stand』が見えます(写真中央の白い建物)。

日中は軽食をとることができ、テラス席もあるので、ラン後、船を待つ間の一息に良いかもしれません。

ランスタート

今回は、島を反時計回り方向に回ることにしました。

マップの右下が、フェリーの着く泊港。

泊港にはレンタサイクルも用意されています。ご家族で訪れて、ランナーは自分の足で、ご家族は自転車で、島を回るのも楽しいと思います。

上の写真の地図の通り、島をぐるっと回るように道路が整備されており、基本的にはこの道路沿いに走っていきます。いよいよスタート。

塩飽勤番所と、瀬戸芸の作品たち

しばらく走ると、まずは塩飽勤番所の横を通過します。

江戸時代には政務が行われていた場所で、現在は歴史資料館となっています。

今回は早朝で開館前のため入れませんでしたが、以前訪れたことがあり、織田信長や徳川家康からの朱印状をはじめ、貴重な資料が多数展示されていました。

現在は瀬戸内国際芸術祭の会期外ですが、屋外展示の現代アートの一部は、そのまま設置されたままとなっていました。

善根湯×版築プロジェクト / 齊藤正×続・塩飽大工衆
水の下の空 / アレクサンドル・ポノマリョフ
Vertrek「出航」 / 石井章

これらの作品に寄り道し、楽しみながら走りました。

笠島まち並保存地区

四分の一ほど進んだところで、伝統的な町並みの残る、『笠島まち並保存地区』に到着。

少し奥まったところにあるので、見落として通過しないよう注意です。

休憩がてら少し足を止めて、貴重な町並みを歩きました。

国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、歴史を感じる家屋群や、細く入り組んだ路地など、独特の雰囲気を楽しめました。

ちなみにまち並保存地区とは関係ないのですが、走っていると、ところどころで以下の写真のように朽ちた車や、風化した漁具を見かけました。

Koki

どことなくノスタルジックな印象を受けます。こういった感覚も『島ラン』の魅力。

島一周へ

本島では、民家の多くは泊港~笠島まち並保存地区に集まっているようでした。

まち並保存地区を過ぎると、それまでとは打って変わって民家や観光ポイントが少なくなり、ひたすら景色を楽しみながら進む感じに。

島とはいっても海岸線沿いだけでなく、峠道では結構なアップダウンがあり、ほどよいトレーニングになりました。

急傾斜のアップダウンが続くエリアも
沼でしょうか。田舎育ちの僕にとって、どことなく懐かしさを感じる風景でした。
海岸沿いを走る。早朝の澄んだ空気を独り占め。

隠れた観光スポット

いよいよ島一周の行程も、残り四分の一ほど。

民家や観光スポットが多く集まるエリアからみると、ちょうど反対側にあたる部分であり、僕も初めてのエリア。

島に観光に訪れる方もあまり訪れないエリアだと思いますが、走っていると、いくつかスポットがありました。

こういったポイントを見つけるのも、旅ランの醍醐味です。

夫婦倉。1852年に建築され、二連式の珍しい形をしています。
ゆるぎ岩観音。落ちそうで落ちない⼤きな岩、合格祈願で訪れる人もいるとか。

ついにゴール、そして帰路へ

今回の島ランもついに大詰め。

最後の大きな峠の最高点付近からは、瀬戸内海とそこに浮かぶ島々が一望できました。

峠を下ると、数キロ平坦な道を走って、スタート地点の泊港へ。

一周およそ15km、最高に気持ちの良いランニングでした。

帰りのフェリーまで少し時間があったので、港周りを少し走り、ちょうど20kmでゴール。

Garmin Connectのランニングログ

9時40分のフェリーで本島を立ち、丸亀港に戻りました。

本島を立つ直前、フェリーのデッキより。

丸亀港からは再び自宅まで走り、10時半前には帰宅。

早朝から離島で清々しい朝ランを楽しめたうえに、日曜日はまだたっぷり残っている。

帰宅後はこのブログ記事を書いたり、子供と過ごしたりと、充実した一日となりました。

まとめ

今回は、香川県丸亀市の離島『本島』でのランニングをレポートしました。

日常の喧騒から離れ、まったりとした空気の中で非日常のランニングを楽しめるのが、島ランの魅力。

今回訪れた本島は、アクセスの良い丸亀港から直通のフェリーが出ており、島一周も約15kmとランニングにちょうど良い距離なので、島ランのスポットとしておすすめです。

この記事で「面白そう!」と感じていただけたなら、是非とも一度、訪れてみてください。

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