走ることを楽しみ尽くす! 子煩悩父の、マラソン奮闘記。

【島ラン】ランニング&ゴミ拾い『走って拾って!ビールで乾杯!』イベントに参加【本島/香川県】

2023年3月12日、香川県丸亀市の離島『本島』を、ランニングしながらゴミ拾いするイベント『走って拾って!ビールで乾杯!』に参加してきました。

サステナビリティを実現するため、深刻な社会問題と叫ばれている環境汚染の解決の一助になりたかったのです!!

……嘘です。

目的は、走った後に青空の下でいただくビールです……笑
そんな高尚な志はありません。

良いのです。
結果が大事。

島の美化に繋がったのだから、きっかけは何だって。

ということで、この記事ではイベントに参加した感想や、奉仕活動を通して得られたことを紹介していきます。

イベントの概要

今回参加したイベントは、香川県丸亀市本島にあるビール醸造所『久福ブルーイング本島』さまが企画されていました。

『久福ブルーイング本島』のビールは、以前家族で観光に本島に訪れた際に立ち寄って購入して以来、僕も妻もすっかりファンに。

同店のインスタグラムを通して今回のイベントを知り、ぜひ参加したいと申し込みました。

イベントの参加費は2000円。

参加者は本島泊港にある本島スタンドに集合し、2時間の間、島内をめぐってゴミ拾い。

そのあと、本島スタンドに集合して久福ブルーイング本島さまの特製ビールと、島内の漁師さんのご家族手作りのお弁当をいただくという内容でした。

イベントレポート

今回の島ランでは、まず自宅から丸亀港まで走って向かい、フェリーで本島に渡航。

帰りも同じ経路で戻り、午後1時過ぎに自宅に帰るプランを考えました。

本島渡航~ガイダンス

朝7時40分に丸亀港を出港するフェリーに乗船。運賃は、大人1名往復で1070円です。

海を渡り、本島に到着。

写真中央に見えるのが、今回の集合場所である本島スタンドです。

日中は、軽食や飲み物を購入してオープンテラスで景色を楽しみながらいただくことができ、観光客でにぎわっています。

本島スタンドのテラス席からの展望。早朝のため、もやがかかっていますが晴れると絶景です。

集合し、本島のマップと資料を受け取ります。

お子様も数名参加されており、興味深そうにページをめくって学んでいました。

ゴミ拾いスタート

今回メインでゴミ拾いを行うのは、海沿いの片道およそ5kmのルート。

丸亀市のボランティア用ゴミ袋を受け取り、参加者はそれぞれ本島スタンドを出発。

駆け出す方もいれば、ご家族でゆっくりと歩きながらゴミを探す方も。

僕は、本島スタンド周りで目についたゴミをしばらく拾った後、ランニングをスタートし、目についたゴミを拾っていくことにしました。

のどかな島の景色の中を走るも、ふと道端に目を向けると想像以上にゴミが目に入ります。

本島に観光やランニングで訪れた際には気づきませんでしたが、改めてゴミ問題の深刻さに気付かされました。

瀬戸大橋を真横から眺めることができる、美しい砂浜でも……

振り返るとこの有り様。。。

砂浜のゴミは、島の外から漂着したものもあると思いますが、明らかに海水浴に来た人が捨てて帰ったものも多く、島を訪れる方一人一人がモラルを持った行動をすることが大切だと感じました。

観光客にとっては『訪れて楽しむ場所』であっても、そこで暮らしている島民の方がいることを忘れてはいけませんね!

僕を含め、参加者の多くが惨状に驚いており、足を止めて片っ端から拾っていきました。

その後も、走って場所を移動しながら砂浜を中心にゴミを拾っていき、あっという間に二時間が過ぎていきました。

ビールで乾杯!

暖かい春の日差しの中、軽く汗ばみながら二時間のランニング&ゴミ拾いが終了。

スタート地点の本島スタンドに戻り、いよいよ『久福ブルーイング本島』さまの特製ビールをいただくことに!

晴天の中、島から海と瀬戸大橋を眺めながらいただく一杯は格別でした。

金柑が使われていて、柑橘系の爽やかな甘酸っぱさが感じられ、まるでスパークリングワインとも感じるような飲みやすさ。

以前何度か購入したことがあり、やっぱり美味しい。

妻へのお土産に、一本購入して帰ることにしました。

ゴミ拾いに参加して良かったこと

僕はこれまで、今回のゴミ拾いのような奉仕活動、ボランティアをはじめとした社会貢献活動に、自分から参加したことがほとんどありませんでした。

今回も、最初のきっかけはビールでしたが(笑)、20代のころであれば貴重な日曜日を使ってまで参加していなかったかもしれません。

30代になり、価値観が少しずつ変化してきたのかもしれません。

僕が今回のイベントに参加して、得られたこと、よかったと感じたことは、以下の通り。

ゴミ問題の深刻さに気付くことができた

本島にはこれまで何度も訪れたことがあり、走って島を一周した経験もありましたが、たくさんのゴミが落ちていることには全く気づきませんでした。

ゴミを拾うという明確な目的を持って、周りを見渡したときに初めて、道端のたくさんのゴミに気付きました。

このような状態は、『選択的認知』と呼ばれるようです。

選択的認知:さまざまなものを知覚して、判断する過程において、自分の興味関心をふまえて情報を抽出すること。

瀬戸内海の離島は、瀬戸内国際芸術祭をはじめ様々な企画を通して知名度が上がっており、観光で訪れる方も増えているそうです。

それ自体は地方の活性化において素晴らしいことですが、同時にゴミ問題も深刻化しているとのこと……

観光で訪れる場合であっても、そこで暮らしている島民の方がいることを忘れず、島の自然を汚さないという意識が大切だと実感できました。

清々しい気分になれた

完全に主観となりますが……

清々しい春の午前中に、島ののどかな雰囲気の中を走り、またゴミ拾いを通して島の美化に貢献できたことで、とても清々しい気持ちになれました。

今後も、ゴミ拾いはもちろん、様々な社会貢献活動に参加していきたいと感じています。

まとめ

今回は、2023年3月12日に香川県丸亀市の離島『本島』で行われた、ランニング&ゴミ拾いイベントの参加レポートを紹介しました。

普段観光やランニングで訪れているスポットも、改めて見渡してみると、環境汚染をはじめ深刻な問題に悩まされているのかもしれません。

次回以降の同イベントへの参加はもちろん、他の離島や地域の美化活動にも、今後参加していきたいと感じています!!