走ることを楽しみ尽くす! 子煩悩父の、マラソン奮闘記。

【レビュー】NIKE フリー ラン 5.0 ネクスト ネイチャー【ジョグから理想のフォームを習得】

NIKEのベアフット感覚シューズ、『フリー ラン 5.0 ネクスト ネイチャー』を購入したのでレビューします。

NIKE フリーといえば、あえてランニングシューズとしてのサポート性や機能性をそぎ落とし、裸足のような感覚で走ることをアピールポイントにしているシリーズ。

今回紹介するのは、同シリーズのうち2021年7月5日に発売され、2023年1月現在の最新型となっているモデル。

この記事では、シューズの外観や、実際に走ってみた印象、どんな人におすすめのシューズか、等、日々の練習で様々な距離を走ったうえで僕が感じていることを紹介していきます。

おすすめする人・しない人

今回レビューするNIKEの『フリー ラン 5.0 ネクスト ネイチャー』は、ズバリ、以下のような方におすすめです。

こんな人におすすめ
  • 美しいランニングフォームを身に着けたい人
  • 脚力を鍛えたい人
  • ベアフット感覚のランニングシューズを初めて試したい人

逆に、以下のような方には合わないかもしれません。

こんな人には合わないかも
  • ランニングを始めたばかりの人
  • 全てのトレーニングを一足のシューズで行いたい人
  • とにかく走りこみ、距離を積みたい人

おすすめする or しない理由

ベアフット・ランニングシューズを導入する一番の意義は、ランニングフォームの改善だと思います。

シューズに頼らない、足本来の機能を活かした走り方を体得することで、故障のリスクを下げつつランニングを継続することができます。

自身のフォームに課題を感じている方は、一度ベアフットシューズを試してみることをおすすめします。

また、NIKE フリーランはシューズによる助力を”あえて”少なくしているシューズなので、脚力を鍛えたい場合にも最適。

また、裸足感覚をアピールしているシューズの中では比較的クッション性があるため、初めてのベアフットシューズとしてもおすすめです。

反面、やはりこのようなベアフットシューズは、基礎的な脚力は身についている方が、ステップアップを目指すための中級者向けシューズです。

これからランニングを始めたいという方の、最初の一足としては適切ではないかもしれません。

外観レビュー

早速、シューズの外観を紹介していきます。

今回購入したカラーは、オフホワイト。

独特の素材感のアッパー生地はインパクトが強く、好みが湧かれそうですね。個人的には、灰色がかった白がスッキリとした印象で、カッコいいデザインだと感じています。

横から見たところ。ソール形状が特徴的です。

薄めのソールに、細かく切れ込みが入っており、自由自在にぐにゃぐにゃと曲がります。

アッパーは、ソックスのような独特のメッシュ生地。

硬質の補強材等は無く、伸縮性にも優れているため、足を優しく包み込んでくれます。

踵部分は、ぐるっと囲むように厚手のクッションが配置されています。

ヒールカップのように踵をしっかり固定するような構造はありませんが、走っていてブレを感じることはありませんでした。

最大の特徴は、何といってもアウトソールの形状です。

走行中の足裏の屈曲に追従できるよう、アウトソール全体に細かい屈曲溝が設けられています。

数えきれないほどのランニングシューズがリリースされている中、このアウトソール形状を見ただけで、一目で『NIKEのフリー』とわかりますね。

重量は、メンズ25.5cmで片足およそ163グラムでした。

機能をそぎ落としているだけあって、ランニングシューズとしては極めて軽量です。

購入した理由

実はこのフリーランの最新モデルは、リリースされた時からずっと興味はありました。

しかし、僕は現在、ランニングシューズは最小限にしたいという考えのため、シューズ交換とのタイミングが合わず、発売から一年以上、購入に踏み切れませんでした。

今回購入した理由は、ヤフオクで格安で購入できるチャンスがあったから。

僕のジャストサイズ(メンズ25.5cm)の新品が定価の半額以下で出品されており、キャンペーンのクーポンと合わせると、なんと4600円程度で購入できました。

運が良ければ、欲しかったシューズをラッキー価格で入手できるのが、ネットオークションやフリマアプリの魅力ですね。

実際に走ってみた感想

早速、20km走で使用してみました。

2023年の走り初めだったので、20.23km走としたかったのですが、最後の10メートルを油断してしまいました……

僕は以前よりフリーランをはじめベアフットシューズを愛用しているので、20km程度は問題なく走れますが、初めての方は、3~5km程度から徐々に距離を伸ばしていくことを強くおすすめします。

走り始めてまず感じたことは、『足の動きを一切邪魔しないシューズ』だということです。

シューズ自体が軽量で、アッパーの足当たりも良く、ソールは足の動きに合わせてぐにゃぐにゃと曲がる。

近年の高機能シューズを履いているときに感じるような”走らされている”感覚、特徴的なサポート性能は一切なく、シューズからの助力が全く感じられません

これはトレーニングにベアフットシューズを取り入れる意義であり、肯定的な感想です。

走っていると、シューズからの助力が無いことにより、脚本来の機能をフル活用して走っていることが感じられました。

普段とは違う部分に疲労感があります。僕の場合は走り終わった後に内転筋が張っていました。

シューズのサポートに頼らず、正しいランニングフォームに近づいたことで、普段使われていない筋肉に刺激が入っているようです。

地面への着地方法も、このシューズを履きこなすための大きなポイント。

クッション性も”あえて”低くなっているので、踵からの着地だと感じる衝撃が大きいです。

足裏全体を優しく地面に置くような走り方をすると、心地よく走れました。

まとめ

今回紹介した、NIKE 『フリー ラン 5.0 ネクスト ネイチャー』の特徴は、以下の通り。

NIKE フリーランの特徴
  • 裸足感覚で走れるシューズ
  • フォーム改善、脚力強化を期待する中級以上のランナー向け
  • 一般的なランニングシューズよりも負荷は高いため、徐々に慣れることが重要

ケガが多くてランニングフォームを改善したい、マラソンに向けて脚力を強化したい、というランナーの方は、是非このシューズを試してみてください。