この記事では、以下のような疑問を解決します。

ランナーが走るのを止められないのは、それが大きな喜びに繋がることを知っているから。
僕も含め、ランナーの多くはトレーニングは辛く厳しいと知っていながら、毎日中毒のように走りに出かけます。
ランナーにとっては当たり前のことでも、走らない人からするとなかなか理解できないようで……
妻からよく「何のために走っているの?」と言われます。
人によって違いはあれど、多くのランナーが辛く厳しいランニングを止められないのは、それが大きな喜びに繋がることを身を以って知っているから。
そこで、今回は走らない方にランナーの思考を理解する一助になればと思い、また、走る魅力を感じていただければと思い、僕がこれまでの10年以上にも及ぶランニング生活の中で、達成感や喜びなどのポジティブな感情を感じてきた瞬間ベスト5を発表します。
走ることで幸せを感じる瞬間ベスト5
いきなり結論、僕が走ることで幸せを感じる瞬間ベスト5は、以下の通り。
- ラン仲間のコミュニティに参加したとき
- レースや練習会で撃沈したとき
- ランをきっかけに、初めての場所を訪れたとき
- 自己ベストを達成をしたとき
- レース完走後にビールを飲んだ時
以下で詳しく解説していきます。
第5位:ラン仲間のコミュニティに参加したとき
学生の部活動や社会人クラブ、公園の練習会から仲間内の集まりまで、ランナーが集まるコミュニティは様々です。

こういった場に参加し、切磋琢磨しながら練習するのは、一人で黙々と走りこむのとはまた違った爽快感があります。
また、ランナー同士で様々な情報交換(新作シューズからおすすめのレース、他愛のない雑談まで)をするのも楽しいものです。
ランナーのレベルの高いコミュニティであれば、練習のレベルも高いので、ついていくためにも日頃からトレーニングを続けておく必要があり、これが毎日走りに行くきっかけになっている方も多いかと思います。
第4位:レースや練習会で撃沈したとき
レースや練習会で撃沈し、走力の差を見せつけられたとき。こういったタイミングも、前向きな感情が生じやすいです。
……頭おかしい、と思われるかもですね。
ランニングというのはシビアなもので、数か月練習をサボると、あっという間に走力が落ちてしまいます。
そんな状態でレースや練習会に参加すると、本来のタイムから大きく遅れる結果になってしまったり、最悪体力が切れてつぶれて、ヘロヘロになってしまう場合もあります。

この状態になると、「もう二度と走らん!」、と頭に浮かんでしまうほどにきついですね。
そこで本当に走るのを辞めてしまうのであればそれまでなのですが、ほとんどのランナーは違います。
他のランナーが軽やかに走っていたり、目標を達成して歓喜している姿を見ると、「次こそは自分も!」という前向きな感情が生じてきます。
特にレースの場は、一人一人がドラマを持って当日に臨んでいるので、言葉で言い表せないような熱気があります。
そういった熱気を借りて、自分の不甲斐なさから立ち上がろうとするのも、悔しさと意欲が入り混じって心地よいものです。
第3位:ランをきっかけに、新しい場所を訪れたとき
初めて走る大会、旅ランや、旅先での朝ラン、レース後の観光など、ランニングをきっかけとして新しい場所を訪れるのは、いつもわくわくするものです。
特に旅先でのランは、有名な観光スポットを巡るだけではわからない、その土地ならではの空気感や生活感などがひしひしと感じられることが最大の魅力。
僕がこれまでのランニング生活で特に印象に残っているのは、加古川マラソン後に姫路セントラルパークに遊びに行ったことや、出張先の韓国で、夜の釜山の街をジョギングしたこと。
第2位:レースで自己ベストを記録したとき
レースで自己ベストを達成。
これは、何事にも代えがたい幸せです。
5kmからマラソンまで、どのような種目であっても、自己ベストというのは偶然やなんとなくで出るものではありません。
目標を決め、年単位で厳しいトレーニングを継続し、様々な誘惑に耐え抜いた末の称号として得られるものです。
年間を通して血の滲むような努力を続け、ついにレースの日を迎え、ゴールラインを超えて努力が報われたとき……
僕は、各種目の自己ベストを達成したレースのことを、種目によっては10年以上も前のことにも関わらず、鮮明に覚えています。
第1位:レース完走後にビールを飲んだ時
第1位は……『レース完走後に会場でビールを飲んだ時』。

……いや、そこかい!!、と突っ込まれそうですが、これがまた美味いんだ。
こればっかりは、どう頑張っても文章では伝えられない。
実際にレースに出て、全力を振り絞って完走し、晴天の下で会場に座り込んで、疲れた体にビールを流し込んでみなければわからない。
正直、この時間のために一生懸命練習して、レースに出ても良いくらいです。
まとめ
この記事では、ランナーが走るのは、それが喜びに繋がることを知っているから、ということ。
それを普段走らない人にもイメージしていただくために、僕が実際に幸せを感じる瞬間ベスト5を紹介してきました。
- ラン仲間のコミュニティに参加したとき
- レースや練習会で撃沈したとき
- ランをきっかけに、初めての場所を訪れたとき
- 自己ベストを達成をしたとき
- レース完走後にビールを飲んだ時
ランナーが走ることにこだわる理由が、少しだけ理解できたでしょうか?

もしパートナーがランナーで、毎日走りに出かけることが理解できなくても、その人はきっとこの記事で紹介してきたような達成感を味わうために日々トレーニングを続けていると思いますので、暖かく見守ってあげてくださいね。
また、もしこの記事を読んで「走るのって面白そう!」「自分もやってみたい!」と感じていただけたなら、これ以上に嬉しいことはありません。
善は急げ、早速ランニングを始めてみませんか?
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うちの旦那、暑かろうと寒かろうと大雨だろうと、毎日走りに行きます。
走るというしんどい行為に、なぜ自分から毎日進んで取り組むのか、理解できません……