マラソンは、年齢を重ねても楽しめるスポーツの一つです。

もちろん僕も、一生現役で走ることを続けたいと思っています。

生涯という単位で走ることを続けていくなら、速く走るということだけでなくて、どんな形でランニングと向き合っていくか、も大事ですよね。

ということでこの記事では、「一生現役のランナー」として掲げるにふさわしい、マラソンの生涯目標について考えてみました。

大前提:記録だけを目指し続けるのは難しい

マラソンでは、自分の限界に挑戦し、自己ベストを更新することに大きな魅力があります。

しかし年齢を重ねるごとに、タイムを縮め続けるのは難しくなっていきますよね。

20代で全力を尽くして打ち立てた自己ベストを、50代、60代になっても更新し続けるのは、よほどの才能や環境に恵まれなければ現実的ではありません。

加齢による体力や回復力の変化を考えれば、どこかのタイミングで「速さ」だけを追い求めるスタイルには限界がくるものです。

だからこそ、「一生現役」で走り続けるためには、タイム以外にも目標を持つことが大切です。

マラソンの楽しみ方は記録を競うことだけではなく、視点を変えればいくらでも広がります。

Koki

むしろ、記録を追うことから解放されたとき、ランニングはより自由で、より豊かなものになるのではないでしょうか?

そんな視点から、「一生現役」のランナーとして掲げるにふさわしい生涯目標を考えていきましょう。

記録を目指す目標

自己ベストという観点は難しくても、、、

やっぱり走る以上は、ストイックにタイムを追い求めたい!という方におすすめの目標です。

記録を目指す目標
  • ベースタイム + (年齢 × 1分) チャレンジ
  • 年代別ランキングで上位入賞を目指す

ベースタイム + (年齢 × 1分) チャレンジ

年齢を重ねるごとに、どうしても絶対的なタイムは出しづらくなるのは致し方ないところです。

そこで、加齢による影響をいい感じに補正してくれる、『ベースタイム + (年齢 × 1分) チャレンジ』なんていかがでしょうか。

基準となるベースタイムを決めて、年齢 × 1分のタイムを足したタイムに毎年、挑戦していくイメージです。

ベースタイムと、各年齢で目指すべきタイムの関係は、以下のような感じですね。

ベースタイム3時間00分3時間30分
30歳3時間30分4時間00分
45歳3時間45分4時間15分
55歳3時間55分4時間25分
60歳4時間00分4時間30分

……どうでしょう、これ結構良くないですか?

走力に応じて無理のない目標を設定でき、加齢による影響をいい感じに補正してくれそうです。

Koki

飲み会とかで「3時間に年齢を足したタイムが目標です」と、わかりやすく宣言できますね。

年代別ランキングで上位入賞を目指す

現実問題として、中年以降の年代になった際に、若い10代20代のランナーとタイムや順位を競うのは厳しいはずです。

しかし、スポーツである以上は、ストイックに勝負を追い求めたい……

「順位を狙う楽しさ」を一生味わうために、年代別ランキングで上位を目指すのも、良い目標になると思います。

例えば「ランナーズ」という雑誌では、全日本マラソンランキングという企画があり、1歳刻みの年間マラソン記録トップ100が記載された冊子が年に1回、付属します。

また、マラソン大会によっては年齢別の部門が設定されていることが多く、40代、50代、60代でも「表彰台に立つ」チャンスがあります。

年を重ねても競技志向を持ち続けることで、日々のトレーニングにも刺激と張り合いが生まれます。

記録にこだわらない目標

市民ランナーにとっての走ることの本質は、健康のためだったり、生活に刺激と張り合いが生まれたりと、競技性以外の部分なのかもしれません。

そのようにランニングに向き合っていきたい方は、以下のような目標はいかがでしょうか。

記録にこだわらない目標
  • 47都道府県でフルマラソンを完走
  • 毎年フルマラソンを完走し続ける

47都道府県でフルマラソンを完走

タイムを狙うマラソンも楽しいですが、「旅ラン」を目的にすると、走る楽しみが一気に広がります。

日本全国には、魅力的なフルマラソン大会が数多くあります。

・北海道マラソン(札幌の街を駆け抜ける夏の大会)
・大阪マラソン(市街地を走る大規模レース)
・NAHAマラソン(沖縄の景色と応援が魅力)

47都道府県すべてでフルマラソンを走ることを目標にすれば、走るモチベーションを長く保てますし、各地の文化やグルメを楽しむきっかけにもなります。

Koki

マラソン遠征と家族旅行を兼ねるようにすれば、ご家族にもマラソンのことを理解および応援してもらえるかと思います!

毎年フルマラソンを完走し続ける

「マラソンを一生の習慣にする」ために、毎年1本はフルマラソンを完走し続けるのも素晴らしい目標です。

年齢を重ねると、速く走ることよりも「走り続けること」自体が価値になってきます。

仮に100歳まで生きるとして、30歳から始めたら70回完走のチャンスがあります。

大会の完走メダルやゼッケンが、まさに自分のランナー人生の証になっていくでしょう。

まとめ

「マラソンを一生楽しむ」ためには、長い人生の中で走ることにどう向き合っていきたいのかを自問自答し、生涯を通して愛着をもって追い求められる目標を設定することが重要です。

今回紹介した目標の例
  • ベースタイム + (年齢 × 1分) チャレンジ
  • 年代別ランキングで上位入賞を目指す
  • 47都道府県でフルマラソンを完走
  • 毎年フルマラソンを完走し続ける

どれも「一生現役で走り続ける」ためのモチベーションになるものばかり。

ぜひ生涯を通して追い求めたい目標を決めて、健康第一、一生現役で走ることを楽しみ尽くしましょう!!

Koki

ちなみにこの記事を書いている僕の生涯目標は、『47都道府県でフルマラソンを完走』です!!

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